ブログノベル「寝違え」

あ！！いててててて！！！

いってーー！！

やらかした！完全に寝違えた！！

しかもこれ、なんだこれ、逆だ、逆寝違えというのか、正面を向こうとすると強烈な痛みが頭のてっぺんから首を通り、背中、腰まで痛みが走る！

つまり、ずっと真横を向いてないといけない！

これは、辛いぞ！

こんな状態で学校に行ったら、どうなるか分からない。もう、休んじゃおうかな…、でも流石に最近、風邪やなんやかんやで、休みまくってるから、今日はいかないと、あー、辛い！

いったーーーい！！！

やだ！寝違え！？

いたたたた！！！

しかも何これ、逆寝違えじゃない！

正面を見ることが出来ない！

ずーっと右を向いてないと、痛くて痛くて、どうにもならない！

病院行きたいけど、学校は行かなきゃだから、しょうがない。正面さえ向かなければ痛みはないから、なんとか学校行って、終わったら病院行こう。

もーーっなんてこったよ！

キーンコーンカーンコーン

ちょっと！

何こっちばっか見てるのよ！

いや、俺だって好きで見てるんじゃないんだぜ？

そんなことよりお前だって、嫌ならそんな風にこっちに体向けるなよ！

だってこうしないと正面向けないんだもの！

え？まさかお前も？寝違えたの？俺とは逆に？

え？、まさかあなたも？寝違え？私とは逆方向に？

そっか、あ！もう授業始まるぞ！

あ！うん！

さあ、授業始まってるぞー。

おーい…、授業中だぞー。

お前らそんなになんだ、その、気になるのか、なんだ、恋か、恋愛か、なんなんだ。

せんせーい、2人は寝違えて、首を痛めてるようで、正面が向けないそうです。

だから、体をああして傾けてないと、前を見られないんですー。

ほえー、なんだそりゃ、そんなに痛いなら病院行ってこい！授業なんていいから！行ってこい！

2人で行ってこい！

そんなこんなで…

全く、なんだよー！先生のやつ！人が折角無理して学校に来たってのに、あの言い草。

ホントよねー！

もう、やんなっちゃう！

とはいえ、これやっぱ、なんか、あれだな。

もー、なにアレってー！やめてよね！

あたしだって好きであんたのこと見てる訳じゃないんだからね、、

！？

あいててててて！！！

何だ！！今の夢！！

あいてててて！！！

完全寝違えてた！！！

なんか、変な青春漫画みたいな展開の夢だったけど、

それより良かったー、普通に寝違えただけで。

正面は向ける、左を向くと…あいててて、うん、普通だ。これなら、ストレッチとかで治せる。

あら？

寝違えたの？

思い出すわねー、私もあの時寝違えてなければ、あなたと出会ってなかったわねー。